社長インタビュー
Interview with Top Management
『苟日新 日日新 又日新』
日新化学研究所 〜加藤雄一朗の想い〜

株式会社日新化学研究所 代表取締役社長
加藤 雄一朗
NISSIN KAGAKU KENKYUSHO CO.LTD.
President and Representative Director
Yuichiro Kato
創業からの想いを受け継ぎ社員が成長できる環境を作り
顧客満足を第一に考えたサービスを提供させていただきたい
経歴 | ||
平成18年 | 3月 | 大阪大学 工学部 応用自然科学科 卒業 |
平成20年 | 3月 | 大阪大学大学院 工学研究科 応用科学専攻 修了 |
4月 | 大日本印刷株式会社 入社 | |
平成23年 | 4月 | 株式会社日新化学研究所 入社 |
平成25年 | 9月 | 同社 専務取締役 就任 |
令和元年 | 9月 | 同社 代表取締役社長就任 現在に至る |
ターニングポイントは大学吹奏楽団での経験
まずは加藤社長の人生観をお伺いしたいのですが、ご自身の中で最も影響を受けた出来事を一つ挙げられるとしたら何になりますでしょうか。
幼少期からスズキメソードでピアノを習っていたことも大きく影響はしていますが、やはり大学時代に吹奏楽団で団長を務めたときの経験が大きいです。大学の課外活動は強制ではなく好きで始める人がほとんどの中、そこで感じたことは学業やバイトとの両立や家庭環境であったりで、好きでせっかく始めたことなのに続けられない団員もおり、やり続けること、やり遂げることの難しさです。
団員達が少しでも多く楽しみを見つけながらも成長している状態となるよう、全力でサポートすることを徹底して行い、そこで一番大事にしていたことは、モチベーションの維持です。他人のモチベーションを維持することは簡単ではないのですが、少しでもサポート出来ればと考え行動していました。

卒業式でオープニングのオーケストラにピアノで出演
当時の経験が現在にも活かされていらっしゃるのですね。
モチベーションの維持やもし辞めなければならなくなった時に、少しでも成長して卒業していけるようサポートしたいと考えるようになり、現在の会社の代表としての在り方にも大きく影響しています。
より良いムード、より良いハーモニーで進んでいけるよう若手にも積極的に話しかけています。また、成長面では若手のうちは特に資格取得を奨励、サポートしています。
どうして団員に対し、「楽しみを見つけながら成長できる」ということをサポートしようと考えられたのですか。
自分が最高学年の1年間は、より良い・楽しい雰囲気にしたいと考え、団員が少しでも成長できるように、 モチベーションの維持のために、尽力していました。
そこで一番大切にしていたのは、組織のムードを良くする事です。吹奏楽は、体育会の要素が多いのですが、組織の雰囲気やモチベーションの維持は、非常に重要な要素となります。
組織の力は決して、1+1=2ではなく、もっと大きくもっと素晴らしいものとなり得ます。逆もしかりで、かみ合わないと、1+1+1+1・・・と足し算のはずがマイナスにもなり得ます。よって組織の「いけるぞ!」 という雰囲気を第一に考えています。


会社・先代社長の想いを引き継ぎ、事業承継を決意
会社を継がれることになる経緯を教えて頂けますか。
大学院の応用化学を修了し、新卒で大手印刷会社に就職しました。そこでは研究開発や量産化試験など様々な業務を行いました。その中で化学は製造業であれば、どこかで必ず活躍できるだろうと考えるようになりました。そんな中、継ぐことを考えたきっかけは、ある本に書いてあった「人生は30年ごとに転機が来る」という一言でした。そこで、会社の事業承継を考える上でも、30年が一つの指標であることを知りました。
非常に悩みましたが、2代続いたこの会社の創業の想いを持って引き継ぐことが出来るのは、自分しかいないと考え、3代目社長となるべく日新化学に入社することを決意しました。父である前社長とは私が37歳のタイミングで今後の自身の身の振り方をどうするかといった話になり、40歳まで代替わりを待つかどうかという話になったのですが、残り3年待っていても大きくは変わらない、ならば早い方がよいと考えました。
父である前社長は、専務就任、社長就任と転機が自身の誕生日でしたので、会社の一番大きな行事ともいえる代替わりも令和元年の前社長の誕生日の9月1日としました。このような経緯で、私が令和元年の9月1日で社長に就任しました。


そうだったのですね。会社を継ぐことを決心してからの自身の変化について教えて頂けますか。
会社を継ぐことを決意してからは、とにかく本を読み漁りました。そして、日本経営合理化協会の本、特に牟田學先生の本(社長業シリーズ)を読んで感銘を受けました。沢山の本を読み漁り、日新化学に入社してからは、銀行主催の経営塾にも行きました。
こういった経緯もあり、経営セミナーへ参加し、たくさんの方に出会い、研究開発の幅を広げ、さらなる事業進化を目指しています。創業100周年を目指してこれからもたくさんの人と出会い、生涯勉強の精神で、経営の判断を出来るだけ迷わず、意思決定出来るようになっていきたいと考えています。
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最後に、日新化学の求人にご興味をお持ちの方に、メッセージを頂けますか。
日本には、約360万の会社があると聞いたことがあります。
その中で、弊社・株式会社日新化学研究所にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
当社は創立から90年以上、株式会社設立から70年以上の歴史を持ち、常に挑戦と革新を続けてきました。私たちは、単なる化学薬品メーカーではなく、お客様の課題を解決し、新たな価値を生み出す企業として歩んでいます。
私たちが大切にしているのは、「お客様のお役に立たせていただくこと」と「成長し続ける姿勢」です。社員一人ひとりの成長が会社の成長につながると考え、努力を惜しまない方、自ら学び挑戦し続ける方を心から歓迎します。
また、働く環境としても、安全第一を徹底し、社員とそのご家族が安心して働ける職場づくりを大切にしています。仲間と協力しながら、共に成長し、社会に貢献するやりがいを感じていただけるはずです。
もし、「専門知識を活かしたい」「成長できる環境で働きたい」「自分の力を試したい」とお考えでしたら、ぜひ私たちと一緒に新たな一歩を踏み出しませんか?
皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。