製紙用薬剤 ピッチコントロール剤(Pitch Control Agents) ピッチコントロール剤ラインナップ 被膜型ピッチコントロール剤 製品名 主成分 特長 ハイタッチMP-4 天然高分子 被膜 ハイタッチMP-5E 酵素 + 天然高分子 改質 + 被膜 内添型ピッチコントロール剤 分類 製品名 タイプ 主成分 原質 クリンゾールシリーズ 分散 特殊界面活性剤 アウトロンFPシリーズ 凝結 特殊ポリマー 調成 CLEANSOLシリーズ 改質 酵素製剤 ハイタッチMPシリーズ 被膜 天然高分子 ハイタッチMEWシリーズ 被膜 特殊ポリマー ピッチコントロール剤の作用機構 ピッチコントロール剤とは、紙の原料である木材あるいは古紙に含まれる樹脂分(ピッチ)によって引き起こされる製紙工程へのピッチ付着トラブルを抑制する薬品です。 ピッチコントロール剤は、パルプ中のピッチへ直接作用させる内添型ピッチコントロール剤と、ピッチが付着する抄紙工程各所へ添加し、間接的にピッチの付着を抑制する作用をもたせる外添型ピッチコントロール剤があります。 ◆ピッチコントロール剤の効果例(動画)◆ [内添型ピッチコントロール剤] 分散作用 ピッチ粒子はパルプスラリー中でコロイド状に分散した状態となっていますが、ピッチ粒子は疎水性が高く、油と同じ性質を持っているため、徐々に凝集し肥大化します。凝集し肥大化したピッチは粘着性をもち、ピッチ付着トラブルを発生させる要因となります。内添型ピッチコントロール剤は、パルプスラリーへ添加し、パルプ中に存在するピッチ粒子を分散安定化させる作用によって凝集による肥大化を抑制します。 [外添ピッチコントロール剤] ピッチ粒子は疎水性が高いため、ワイヤー、フェルト、プレスロールなどに付着する事によって、欠点や断紙などの生産性・操業性悪化を招きます。各工程へピッチコントロール剤を噴霧し、被膜形成によって防汚効果を付与します。